こんにちは!
前回、長くなりそうだなって自分で思って 途中で切ってしまいましたら
「早く続きをかいてくださーーい」
と、リクエストいただきました。
あ~、何てありがたい事でしょうか。
というわけで、さっそく続きを書いてまいります。
インターホン越しに
「どうぞ、入って下まで降りてください」
ドアを開けるともう一つドア。 あれ?
しかし、右に地下に降りる階段。
そこがアトリエでした。
タイルの階段を下りていくと 半地下のような感じで、
窓から外の光が入っています。
目を室内に移すと大きなフロアに椅子が一つ、ぽつんとおいてあります。
すっきりとした空気感。
そしてにこやかにSさんが
「こんにちは!」
と迎えてくださいました。
ステキな人だ!(久々に思いました(笑))
「初めましてよろしくお願い致します」
私だけを待っていてくれた椅子とお部屋。
椅子は美容院用のものではなく普通の椅子。
普通の椅子がただひとつ置いてあるのです。
まるでギャラリーのような感じです。
部屋の奥にエミリーウングワレーと見違えた油絵。
「そばに寄っていいですか?」
思わずその絵に近寄りましたが、寄ってみたら違いました(笑)
Sさん自身がお書きになったとのこと。
「他のお客様にも言われたのですよ」 と、にこやかに穏やかに。
荷物をお渡しし、促されて椅子に座ると
鏡に後方にある絵が映り、鏡の上にももう一枚の同じような絵。
その中に私とSさん、フロアは木。窓の外に緑。
「ここは普通の美容院と少し違っていましてね。。。」
と、話が始まりました。
友人からは、
「スタイリッシュとか、流行の髪とか、そんなふうには ならないと思うよ。
ちょっと違う感じなのよ」
そういわれていたので、多くを語っていただかなくても
大丈夫だなって思っていたのですが、
「髪は生きているものとして扱っています。
美容学校では、髪は物として扱い、型を追及するんですよ。
でも髪は生きているものとして扱っています」
髪は生きている、確かに。
こうして書いていると何度か変換ミスで「神」が出てきます。
髪には神がいるのでしょうか。
「それでは失礼します」
と、私の髪を手櫛のようにして、撫で始めました。
髪の状態を確認しているのか、髪からのメッセージを受け取ろうとしているのか。・
私は自分が10センチは切りたいこと。
前髪をどうしたらよいか悩んでいること。
ほかは「思うがまま」にとお任せしました。
「風が通るような髪にしましょう」と
風が通る。。。
髪に風が通る。。。。
そんな言葉は私の中にはありませんでした。
どんなふうになるのかなあ?
濡らさずにカットしていきます。
話はつきません。 ま、私がおしゃべりということもあるけど(笑)
どんな話かはちょっと秘密(笑)
カットが進んでいくに従って、髪がよみがえってくるのがわかります。
スタイル自体は、友人が言った様に
スタイリッシュでもなく、普通の髪型になりました(^^;
それでもどうやら私自身が素直に生きていくために
ちょうどいい具合にしてくださったようです。
手入れで一言念を押されたこと。
「極上の優しさでご自分の髪を撫でてください。
手櫛の感覚で、こんな感じで」
ブローしていただいているときは 本当に至福で、
ずっと目を閉じていました。
極上の優しさでと何度も繰り返され、
自分の髪を極上の優しさで意識して扱ったことなどなかった事に
再度気づき、どきんとしました。
極上の優しさ、ってどんなことなんだろう。
カット後1週間余、髪ははねたり(笑)
うまくいうことを聞いてくれなかったりします。
それが、Sさんに言われたとおりの、極上のやさしさで髪を触っていないから。
と、すぐに気づきます。
自分の髪や爪、皮膚、体。 極上のやさしさでなんて向かっていませんでした。
今でも、すぐに忘れます。
伸びたら切る。 かさかさしたらクリーム塗る。 それだけ。
髪、毎日見ているというのに毎日梳かしているというのに
それはただ習慣というだけ。 極上の優しさで接していませんでした。
Sさんは、髪を切っているときが至福のときなんだそうです。
そんなシアワセな人にカットしていただいて 極上の優しさを教えていただいて、
楽しく嬉しい気持ちで お店をでました。
初めてあったけれど、そんなふうには思えないほど
いろんな話をさせていただきました。
共通点があることも気づきましたし、
縁(えにし)があってその椅子に座っていることに気づき
本当に驚いたというか、腑に落ちました。
こんな出会いもあるのですねえ。
私が美容院を望んでいた、探していたということもありますが
出逢ったということは、相手も私という顧客を探していた
望んでいたということになります。
双方の引き寄せの力があって出会いというのはあるのだと 最近思っています。
自分だけが発信して引き寄せて、引き寄せたものや出来事に感謝する。
でも、向こうも引き寄せていたとしたら、、、 関係性はフラットだし、
引き寄せてもらえるような人であることも とっても大事だと思うし、、、
と 髪をなでながらつらつらと考えていたのでした。
そしてもうひとつ、
「髪の毛なんて触るんじゃありません!!」 と、
小さな頃、母に良くしかられたことも思い出したのです。
極上のやさしさ。 どこで発揮していますか?
一美
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